5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

( ^ω^)県立VIP高等学校解決部のようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:41:15.01 ID:40bghHsKO
( ^ω^)「例えば夢だお」

('A`)「夢?」

机を跨ぐ二人の会話は、昼休みの雑踏やノイズの一部に過ぎない

( ^ω^)「正夢の反対語は知ってるかお?」

('A`)「正夢の反対? ただの夢か?」

( ^ω^)「正夢の反対語は逆夢って言うんだお」

ブーンは誇らしげにそう頬を上げると、ドクオは眉をしかめて
口を尖らせながら、「そんなの知って何かの特になるのかよ」と毒を吐いた

( ^ω^)「今、ドクオは逆夢という言葉を知らないことに対して腹を立てたお」

('A`)「うっせぇなあ」

( ^ω^)「そのモヤモヤを持つのは、どのぐらいの年代だと思うお?」

ドクオは顎に手を当て、長考した
窓から細やかな風が入り込み、カーテンが窓際の席をなぞる

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:43:08.17 ID:NMANhzsE0
立てちゃったじゃないか支援

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:43:17.71 ID:ehcBys3a0
支援

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:43:42.46 ID:6Qef1ioyO
おおこの前の総合の!
支援させてもらう

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:43:56.10 ID:40bghHsKO
('A`)「疑問が多いってことなら、子供か?」

( ^ω^)「そうだお」

('A`)「だけど子供はそこまで深く考えないから……大人になりかけの思春期……俺らぐらいの年代か?」

( ^ω^)「大正解だお!」

ブーンは親指を立てたが、ドクオはどう反応すれば良いのかわからない
大正解か、それは良かったと髪を掻く

( ^ω^)「じゃあ!じゃあだお!」

机の中を漁り、一枚の紙を取り出した
目立つフォントで「創部願書」と書かれている

( ^ω^)「創るお!」

('A`)「なにをだ」

( ^ω^)「この世にある未解決事件や不思議事件……それを解決していく部活!」



( ^ω^)「解決部だお!!!」



   ( ^ω^)県立VIP高等学校解決部のようです

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:44:51.47 ID:40bghHsKO
その部室は4階の端に位置するためか、人通りは今のところ部員しか見られない
中央には二つのソファーが細長いテーブルを挟むように置かれ、
端に並べられた机の上のテレビ、埃を被る本棚、ネットにも繋げないパソコンは未だに機能した前例は無い
強いて挙げるならば、彼ら部員は部屋の隅にある冷蔵庫をよく使用する


ξ゚听)ξ「ブーンの誕生日っていつだっけ?」

そう言ってツンは冷蔵庫の麦茶を取り出した
麦茶を中央のテーブルに置き、重力に身を任せ勢いよく座る

('A`)「あー? なにー?」

是が非でもネットに繋げないかとパソコンの前でキーボードを叩くドクオが唯一言葉を返す
窓際の椅子に座るクーは本を読んでいた。表紙には「Братья Карамазовы」と書かれている

ξ゚听)ξ「クー、何読んでんの?」

川 ゚ -゚)「何だと思う?」

読めるか?とクーはツンに表紙を向けた
ツンは何か文字が浮き上がるというわけでもないのに身を乗りだし、眉をしかめ表紙を凝視した

('A`)「ん?カラマーゾフの兄弟……ドストエフスキーだな」

クーが目を丸めた

川 ゚ -゚)「ドクオ、お前ドイツ語が読めるのか」

('A`)「いや、読んだことがあるだけだ」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:44:58.86 ID:6Qef1ioyO
支援

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:45:13.17 ID:juBe6qFiO
期待の新人って奴なのか…?
支援!

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:46:42.90 ID:40bghHsKO
わざとらしくツンは溜め息を吐き、ソファーに横たわった

ξ゚听)ξ「アンタ本当に本好きねー。脳ミソの中は文字だらけなんじゃないのー?」

('A`)「バカ野郎、カラマーゾフの兄弟はドストエフスキーの最高傑作だ
かの有名な哲学者ウィトゲンシュタインはカラマーゾフの兄弟を最低でも50回は読んだらしいぜ?」

ξ゚听)ξ「うわその人すごい暇人なんじゃないの?」

('A`)「彼が第一次世界大戦に参戦してた頃は私物が一つしか無かったからさ」

ξ;゚听)ξ「あ、そうなの?」

('A`)「ってかお前ウィトゲンシュタイン知ってんのか?」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:47:24.87 ID:40bghHsKO
ξ;゚听)ξ「もちろん知ってるわよ! バカにしないでよね!」

川 ゚ -゚)「嘘だな」

クーは頬を上げ、淑やかに微笑んだ。ツンは口を尖らせる

('A`)「さすが人間嘘発見器」

ドクオはそう言って再びキーボードを叩き始めた。「その呼び名はやめろ」と釘を刺す

ξ゚听)ξ「で、話を戻すけどブーンの誕生日わかる?」

('A`)「んなもん聞いてどうすんだ?」

ξ゚听)ξ「ふっふーん。私だってね、本ぐらい読むのよ」

カバンの中に手を伸ばし、一冊の本を取り出した
それは読書の部類に入るのか首を傾げるものだった

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:47:39.29 ID:40bghHsKO
ドクオは首を捻り、ツンの取り出した本へと目をやった

('A`)「“わかりやすい365日の誕生花”……ねぇ」

嘲笑した後、またディスプレイへと視線を戻した
ツンは「なによー」と頬を膨らませる

ξ゚听)ξ「で、ブーンの誕生日はー?」

ツンがぱらぱらとページを捲る中、クーが足を掴むように口にした

川 ゚ -゚)「しかし何でまたブーン?」

ぴたっ、とツンはページを捲る指を止め、徐々に赤面した

ξ////)ξ「と、特に意味なんか無いわよ……」

川 ゚ ー゚)「奴の誕生日が気になるのか?」

ξ////)ξ「はあ!? なんでアタシがあんな奴の誕生日なんかを……」

川 ゚ ー゚)「ふふっ、そうだな。わかったわかった」

('A`)「ああ」

ドクオは窓の外を見つめた
ちらほら残るソメイヨシノに見とれ、心を奪われた


('A`)「春、だな」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 23:48:22.50 ID:40bghHsKO
('A`)「確か2月19日だ」

ξ゚听)ξ「えっと……2月19日の誕生花は……木蓮かあ。花言葉は恩恵……」

('A`)「恩恵? そりゃ面白い」

ξ゚听)ξ「なにが?」

('A`)「ブーンって名前、英語にしたら恩恵(boon)って意味なんだぜ」

ξ゚听)ξ「へぇー……」

直後、室内にドアのノック音が飛び込んだ
ブーンが帰ってきたか?と思考を巡らせたが
彼はノックをする礼儀を知る人物ではない
部屋の一同が顔を見合わせた。静寂の中、
ドクオがドアの前まで数歩行き尽くし、ドアを開く

('A`)「はい?」

( ・∀・)「あ、あの……ここ解決部ですよね?」

('A`)「はあ」

( ・∀・)「その……解決してほしいことが」

「依頼人!?」と勢いよく腰を上げたのは、ソファーに横たわっていたツンだった

7 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)